桑田真澄。
やはり、この男は・・・もう、言葉に出来ない位の人格だ。
「桑田真澄の野球に対する哲学」を尊敬する人物が、
多いのは正にこういう事なのだろう。
―メジャー昇格が遅れることになったが。
 (昇格の)早さを競っているわけではない。自分の目標を立てたわけだから、
 それに向かって最善の努力をしたい。
―体のケアを入念にしてきたにもかかわらず、アクシデントに見舞われた。
 野球も人生も一緒。何が起こるか分からない。これをプラスに変えていくことが大事。
 何とか、もうひと踏ん張りしたい。
―三塁ベースの付近で球審と接触したことは想定外だったか。
 (ベースの)カバーに行く時は、必ずボールを見ながら塁審がどこにいるかを視界の中
 に入れているが、まさか後ろから(球審が)来るとは思わなかった。
 (当日は審判3人制で、球審が三塁上の判定をしていたが)そこまで気づかなかった。
 注意力が足りなかった。
早さを競うわけでもなく、誰のせいにもするわけでもなく、ひたすら、前向きに
自分を律する、あの哲学。
本当に、見習いたいと・・・自分は思う。